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AED、いざという時正しく使えますか?一次救命とAEDの使い方を学ぶ『講習会』とは?

AEDは誰もが頻繁に使うものではありません。

そのため、AEDの使い方がわからなくて心配な方や、一度救命講習を受けたが確認のため再度受けたい、と思われる方が多いようです。

日々の生活で、周りにいる誰かが急な心停止で突然倒れたり、いざという時にどうしてよいか分からないと、適切な対処ができない可能性がありますので、緊急時にAEDを使った一次救命処置が正しくできるよう『救命講習』を受講するとよいでしょう。

1.AED、正しく使えますか?

AEDはオフィスビルやマンション、公共施設、駅などさまざまな場所に設置されています。

普段、あまり使う機会がなく、正しい使い方が分からないという方が少なくないAEDですが、 AEDを使用した一次救命処置を行うことで多くの命が救われています。

自信を持ってAEDを使える人は少ない?

最近では、自動車免許取得のためのカリキュラムや国家資格の試験内容に含まれていたり、AEDの使い方を教わったことがある方は増えています。

ただ、実際に傷病者にAEDを使用したことのある方は多くはありません。
ある調査*によると、「実際にAEDを倒れた人に使ったことがある」と回答した人は、わずか1.2%でした。

*NHK「AEDに関する電話調査」(2014年)
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/yoron/social/pdf/140422.pdf

救急隊が駆け付けるまでに一次救命処置を行えるかどうかが救命率を左右する

救命処置(胸骨圧迫・AED)と生存率

119番通報をしてから救急車が現場に到着するまで、平均で約8.6分かかるといわれており、救急車が到着するまでに行う迅速な一次救命処置が救命率を大きく左右します。
実際に、緊急時にAEDを使った一次救命処置を受けた場合の生存率は受けなかった場合と比べて約1.8倍*、社会復帰率は約2.6倍*と高いのです。

そのため、傷病者が発生した際は、AEDを使って適切な一次救命処置を行えるかどうかが非常に重要なのです。

*公共財団法人日本心臓財団「一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者のうち、一般市民による心肺蘇生等実施の有無別の生存率・社会復帰率(平成29年中)」https://www.jhf.or.jp/pro/info/kyukyu.html

2.救命には、AEDを使うだけではなく『胸骨圧迫』が必要

2-1.AEDの一般的な使用方法

AEDは、心停止の状態を正常な心拍に戻すために使われます。

傷病者を発見したら意識確認と119番通報、呼吸の確認を行い、AEDを使った一次救命処置を行います。

まず、電源を入れ音声ガイダンスの案内に従って電極パッドを取り出します。
成人の場合は右鎖骨下と左わき腹に、小児であれば胸と背中に電極パッドを貼ると、心電図を読み取り、電気ショックが必要かどうかをAEDが自動で判断します。

電気ショックが必要と判断されたら、傷病者から離れ、電気ショックを行います。

AEDは、傷病者が発生した際に適切な一次救命処置ができるようガイドし、電気ショックを与えるまでをサポートします。

2-2.胸骨圧迫による心肺蘇生とは?

心肺蘇生にはAEDで傷病者に電気ショックを与えるだけではなく、胸骨圧迫が必要となります。

胸骨圧迫とは胸の左右の真ん中にある胸骨と呼ばれる骨の下半分を圧迫する、『心臓マッサージ』と表現されることもある救命処置の一つです。

胸骨圧迫は成人なら深さ約5㎝、小児は胸の厚さの1/3沈むようにし、1分間に100回~120回のテンポで強く、速く、絶え間なく圧迫します。

AEDの使い方は知っていても、胸骨圧迫には自信がないと思われる方も多いのではないでしょうか?

実際、傷病者が発生した際に胸骨圧迫を行える人の割合は30%程度*だと言われています。

*東京消防庁「平成30年 消防に関する世論調査」
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/yoron/data/2018/h30.yoron.all.pdf

救命シーンに遭遇すると緊張してしまいますので、救命講習で実際にAEDの使い方や胸骨圧迫の方法を 教わり、いざという時にAEDを使った正しい一次救命処置をできるようになりましょう。

3.AEDの救命講習とは? 一般的な講習会の概要について

AEDの救命講習では、AEDの使用方法や胸骨圧迫について学ぶことができます。
講習はいずれも、動きやすい服装での参加が前提で、座学がある場合は筆記用具が必要になることがあります。事前予約が必要ですぐに埋まってしまう講習会もあるので、締め切りや定員を確認しましょう。

それでは、AEDの講習を受けられる主な機関と受講方法、日程、費用などをご紹介します。

3-1.消防署

東京消防庁では医療従事者や一般の方々に向けた講習を行っており、その中にAEDの使い方や一次救命処置についての内容も含まれています。

受講方法

AEDの使い方や胸骨圧迫など一次救命処置に必要な技術を学ぶ講習を、地域の消防署で受けることができます。
小学校高学年の方から受講でき、その地域に在住・在勤・在学の方などが対象となります。

講習の内容

消防署では、けがの手当てや普通救命など応急手当を学ぶコースが数種類あります。その中でも、AEDの使い方や心肺蘇生法を学ぶための、救命講習を短時間で受講できる「普通救命講習」という3時間ほどの講習があります。
受講後は救命入門コースの受講証を発行してもらえます。消防署で救命講習を受けてから3年以内に受講する場合は「普通救命再講習」という講習を受けることになります。

日程

1カ月に2~3回のペースで開催されています。また再講習の場合は月に1回と、普通救命講習より実施頻度が少ないので注意しましょう。

料金

テキスト代や人工呼吸で使うマウスピース代として、一般的に1,400円ほどの費用が掛かります。

東京消防庁「救命講習のご案内」
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/life01-1.htm

3-2.非営利団体

AEDの普及や一般市民に救命活動を伝えることを目的とした団体では、AEDの使い方のレクチャーも含めた救命講習を行っています。

受講方法

会場にて行うもの、出張講習の2種類あり、満15歳以上の方向けに実施されている講習が多いです。
申し込みは電話、メール、インターネット、往復はがき等で受け付けています。

講習の内容

救急法として、心肺蘇生やAEDの使用方法、気道異物除去などの基礎講習を受講できます。
基礎講習の他に、赤十字救急法基礎講習認定証など上級の講習も用意されていますが、AEDの使い方を知りたい方でしたら、初級者向けの基礎講習だけでも十分と言えます。

日程

会場で実施される講習は、毎週実施している団体が多いです。
1カ月前に応募を締め切っている場合も多いので、講習を希望される場合は早めに予約しておいた方がいいでしょう。

料金

1,000~5,000円程度で受けられる講習が多いですが、実施団体によって異なりますので、各団体にご確認ください。

出張を依頼する場合や、受講人数が数十名規模になると金額が高くなる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。講習修了後は、500円ほどで証明書を発行している場合もあります。

「日本赤十字社 東京都支部」
http://www.tokyo.jrc.or.jp/application/kyukyu/kiso.html
「特定非営利活動法人AED普及協会」
http://www.aedjapan.com/

4.講習に行かずにAEDの使い方を学ぶ方法

AEDの操作に自信がなくても、講習を予約して実際に受けるのはなかなか難しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
忙しくて講習に行けない、でも、AEDを正しく使えるようになりたい、という方向けの方法をご紹介します。

4-1.オンラインで学ぶ

メーカーの公式サイトやインターネット動画サイトでもAEDの使い方を学ぶことができます。

また、一般的な動画サイトにもメーカーの販売員や救急救命士などの有識者がAEDの使用方法や一次救命処置について解説している動画が掲載されています。

講習を受ける時間が無い場合は、オンライン上のサービスを利用することも検討してみてはいかがでしょうか。
旭化成ゾールメディカルでも、AEDの使い方や心肺蘇生の流れなど、一次救命に関するさまざまな動画をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。

旭化成ゾールメディカル「動画で見るAEDの使い方」
https://www.ak-zoll.com/aed/aboutaed/resuscitation.html#movie

4-2.初心者でも使いやすいAEDを選ぶ

なかなか使う機会のないAEDは、使いやすさを重視して選ぶことで傷病者の発生時に落ち着いて対処できます。

AEDを使ったことがない場合でも使いやすいAEDの特徴をご紹介します。

ボタンが見やすく操作しやすい

AEDには電源ボタン、電気ショックを行うボタンなどがついていますが、慌てているときにも見やすい色や表示であるかどうかをチェックしましょう。

また、文字が大きくて見やすいかどうかも操作のしやすさを分けるポイントとなります。

ディスプレイ画面やイラストがついている

一般的なAEDは音声ガイダンスによって案内をしてくれますが、ディスプレイ画面に文字表示がされたり、イラストで一次救命処置をサポートしてくれる機能が付いている機種もあります。

そのようなガイド機能が付いているかどうかは、使いやすいAEDを選ぶための基準になります。

メーカーのサポート体制がしっかりしている

消耗品の交換や使い方などについて聞けるようなサポート先があると安心して使うことができます。
メーカーによっては24時間コールセンターが対応する場合もあります。
導入時に使用方法を解説したDVDがついているものもありますので、そちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。

5.まとめ:AEDの講習を受ける方法や、使い方を学ぶ方法は複数ある

もしもの時に備えて、AEDを使えるようになるためにも、救命講習を受けてみてはいかがでしょうか?
救命講習は消防署や非営利団体などにより開催されています。
また、講習に行けない場合は、インターネット上の動画を活用したり、初心者でも使いやすいAEDを採用することも選択肢のひとつです。
何よりも、いざという時に焦らず正しくAEDを使えるよう準備しておくことが大切です。

※各団体・機関の最新および詳細情報については、直接お問い合わせください。
※本コラムの内容は、2019年12月現在の情報をもとにしています。内容は予告なく変更される場合がありますのであらかじめご了承ください。