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着用型自動除細動器 LifeVest

よくあるご質問


Q.1 LifeVestとは何ですか?

着用型自動除細動器 LifeVestは心臓突然死のリスクのある患者が使用する着用型の除細動器です。長期的な心臓突然死のリスクが確定していない期間や心臓の状態が変化する期間の患者に対し使用され除細動治療を行います。また、主治医はLifeVestの使用により長期的な不整脈のリスクを評価でき、より適切な治療計画を立てることができます。

さらに、着用しやすく軽量であるため、患者は心臓突然死のリスクから不安を和らげ日常生活を送ることができます。LifeVestは非侵襲であり、主にベストとコントローラの二つの構成品から成ります。ベストは体に密着するように、洋服の下に着用し不整脈を検出した場合は自動で電気ショックを与えます。コントローラは腰の回りかショルダーストラップを用いて着用し、患者の心電図を連続して監視します。


Q.2 LifeVestはどのように作動しますか?

生命をおびやかす不整脈が検出された場合、LifeVestは正常な心臓のリズムに戻すために電気ショックを与えます。生命をおびやかす不整脈を検出してから、自動で電気ショックを与えるイベントは通常全体を通して1分以内に行われます。迅速な電気ショックは心臓突然死のリスクのある患者さんの命を救うため最も重要な要素です。電気ショックが効果的であるためには、イベント発生後、数分以内に電気ショックが与えられなければなりません。電気ショックが与えられない場合、患者さんが生存する可能性は1分毎に10%下がります。LifeVestの初回ショック成功率は98%であり、ショック後の生存率(ショック後自宅にいる又は意識がある状態で救急に搬送される)は92%です。


Q.3 LifeVestは第三者による支援を必要としますか?

LifeVestには第三者による支援は必要ありません。突発性心停止における初回ショック成功率は98%です。


Q.4 どれくらいの患者さんがLifeVestを着用しているのですか?

全世界で毎日数万人の人々がLifeVestを着用することで心臓突然死のリスクから不安を和らげ、日常生活を送っています。


Q.5 LifeVestが適応する患者さんは?

LifeVestは心室頻拍又は心室細動による心臓突然死のリスクが高いが植込み型除細動器(以下「ICD」という。)の適応の可否が未確定の患者さん、又はICD適応だが患者さんの状態等により直ちにはICDが植え込めない患者さんが対象です。除細動治療を目的にICDの適応の可否が確定するまでの期間、又はICDの植込みを行うまでの期間に使用します。


Q.6 LifeVestは保険適用されているのですか?

着用型自動除細動器 LifeVestの特定疾患治療管理料(診療報酬区分)は下記の通りです。

(平成28年4月1日現在)
B001 特定疾患治療管理料
12 心臓ペースメーカー指導管理料
イ 着用型自動除細動器による場合 360 点
注4 植込型除細動器移行期加算 31,510点

注4 別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において、当該患者さん(イを算定する場合に限る。)に対して、植込型除細動器の適応の可否が確定するまでの期間等に使用する場合に限り、初回算定日の属する月から起算して3月を限度として、月1回に限り、植込型除細動器移行期加算として、31,510点を所定点数に加算する。

診療報酬算定方法の実施上の留意事項について

「注4」の植込型除細動器移行期加算は、次のいずれかに該当する場合に算定する。
また、着用型自動除細動器の使用開始日、使用する理由及び医学的根拠を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

ア 心室頻拍又は心室細動による心臓突然死のリスクが高く、植込型除細動器(以下、ICDという。)の適応の可否が未確定の患者さんを対象として、除細動治療を目的に、ICDの適応の可否が確定するまでの期間に限り使用する場合

イ ICDの適応であるが、患者さんの状態等により直ちにはICDが植え込めない患者さんを対象として、ICDの植え込みを行うまでの期間に限り使用する場合


Q.7 LifeVestは誰が製造しているのですか?

LifeVestは旭化成グループである米国・ピッツバーグのZoll Manufacturing Corporationで製造しています。


Q.8 LifeVestは薬事承認 の認可を受けているのですか?

日本では平成25年7月23日に薬事承認を取得しました。


Q.9 LifeVestを着用していても、通常の日常生活を送ることができますか?

LifeVestは軽量で着用が容易であり、患者さんは心臓突然死のリスクから不安を和らげ、安心感を保ちながら日常の活動を取り戻すことができます。また、患者さんはLifeVestを着用することにより仕事、さらには適度な運動をすることも可能です。


Q.10 他人から見てLifeVestを着用していることが分かりますか?

LifeVestは体に密着するように、洋服の下に着用します。コントローラはホルスターに入れ、腰回りかショルダーストラップを用いて着用します。そのためコントローラ以外は、患者さんがデバイスを着用していると分かるようなしるしはありません。


Q.11 患者さんはいつLifeVestを取り外して良いですか?

患者さんは睡眠中も含めて常時LifeVestを着用するべきであり、取り外すのは入浴・シャワー時のみです。


Q.12 LifeVestはAED(体外式除細動器)と何が違うのですか?

AEDを使用するには、救助者の支援が必要です。救助者は患者さんに電極を貼り、指示に従いながらAEDを操作します。(AEDとは)対照的に、LifeVestは第三者の支援が必要ありません。LifeVestは患者さんが独りでいる時や眠っている時も患者さんに対して使用され、除細動治療を行います。常時患者さんの心電図を連続して監視及び解析し、患者さんに安心感を与えます。さらに、救急隊員の到着を待っている間、救命処置を行わなければならないという患者さんの家族の心理的な負荷もやわらげるでしょう。


Q.13 LifeVestはどこで使用されているのですか?

LifeVestは米国、欧州、オーストラリア、イスラエル、日本、シンガポールなどで使用されています。


Q.14 患者さんや主治医はLifeVestに関するより詳しい情報をどこで得れば良いのですか?

LifeVestに関する情報は https://www.ak-zoll.com/にアクセスするか0800-919-3267(サポートセンター)に電話してください。